稲刈り2023

 夏の高温で積算温度が嵩んだせいか、今年はイネの穂が明るむ(黄色くなることをいう)のが早く、例年より1週間ほど稲刈りが前倒しで進んだ感覚です。残暑厳しかった9月も秋分の頃から、涼しいを通り越して急に冷え込み、長袖を着る日が出てきました。

 9日に早生のもち米から始まった稲刈り。昨年に引き続き、主には一人作業で稲刈りをこなす夫ですが、今年は1歳になったばかりの次女を付き合わせながら私(妻)も参戦。次女はおんぶひもの中や軽トラの助手席で父ちゃん母ちゃんを応援します。

 保育園に通う長女は週末しか稲刈りを見に行くことはできませんが、今年は運よく、刈り始めが週末で、その後も毎週末稲刈りの日にあたりました。お昼ご飯とおやつを持って父ちゃんを応援しに行き、お外ごはん(おにぎりメイン)を楽しんだり、おやつを楽しみにしたり。

 大きな音が怖い長女はコンバインも田植え機も近くでは抱っこじゃないと見られないし、エンジンがかかっていなくても乗るのは嫌だという臆病な性格なのですが、今年は停車中のコンバインに父ちゃんと一緒に乗ることができ、一歩前進。刈った籾を乾燥機に入れる張り込み作業も割と機械音が大きいけれど慣れて付き合ってくれ、この余裕。

 田面は全体によく固まっていたので、ぬかるみにハマりそうになる田んぼもなく、稲刈り作業全体には順調でしたが、今年の一大トラブルは籾摺り機(籾を玄米にする機械)が壊れたこと。なかなかトラブルの元凶が分からず、何度も籾摺り機を詰まらせては掃除することを繰り返し、稲刈り半ばくらいまでは頑張ったのですが、最後は大きな音を立ててモミガラを飛ばす羽根が折れるという結末を迎えました。トラブルを重ねながらようやく隅々まで分かってきた機械だったのですが、古い機械で部品交換も難しく、お役御免となりました。まだまだ残る後半戦の籾摺りをどうしようと頭を抱えていたところ助けてくださる方があり、なんとか終わりが見えてきた9月末。

 籾摺り中に作業場に飛び込んできて、壁に激突しひっくり返ってジタバタしていたオニヤンマを捕獲。ピカピカの眼鏡と顎があまりにも立派で「こっわ~」とつぶやきながら、毎日「とんぼのめがね」を口ずさむ長女に見せるため、正面からパシャ!

0
::: Facebookで「いいね!」する :::
この記事をお届けした
うしだ屋 ushidaya の最新ニュース情報を、
Facebook でチェックしよう!