【白露(はくろ)】

 昼間の暑さは続いても、確実に季節は進んでいるもので、トンボが田んぼに帰ってきたり、雲が空高く涼やかな秋の雲になってきたり、朝晩がぐんと過ごしやすくなってきたり…。葉に白く露がつく頃という暦のとおり、窓を開けっぱなしで寝ると朝には肌寒いくらいに気温が下がってきて、2日ほど前から窓を閉めて眠るようになりました。

 一昨日9月6日。お盆明けに少し強めの雨が降ってから初めてのまとまった雨。ようやく地面の中の方にまで届くような雨が降りました。水不足で一部の田んぼではイネが枯れ始めており、正直なところもう少し早ければ……、という気持ちですが、大方のイネには待ち望んだ恵みの雨となりました。朝は空気中に湿気がたっぷりで気温が下がったので、霧が立ち込め、木立の陰影が幻想的でした。

 これから稲刈りの時期には、最低限の水さえあれば後は気持ちよく晴れて欲しいというのがコメ農家の気持ちですが、稲刈り時期にはちょうど秋雨前線がかかるというのが9月の天気。天気予報を毎日確認してヤキモキする季節が始まりました。

 家のまわりに広がるミョウガの藪も、湿気の多いのが好きなミョウガには乾きすぎたこの夏、出が悪かったり葉が枯れてしまったところが多かったのですが、ここにきてポツポツまた出始めたところも。稲刈りの頃は晩生のミョウガを楽しみます。

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