2020年5月4日
『うしだ屋だより』の春号でもお伝えしたように、今年の苗づくり作業は例年のプール育苗ではなく、昔ながらの “水苗代(みずなわしろ)” に挑戦しているうしだ屋です。
消毒・芽出しをした種籾を育苗培土に播いて催芽させ、近所のお父ちゃんに教えてもらいながら作った水苗代に苗たちを並べたのが4月16日。水苗代の作業は泥のなかでの作業のため体力的にけっこう大変(なので最近は作業が楽なプール育苗が一般的)で、ぼくたちも集落の方々や友人にも来てもらって、やっとこ270枚の苗箱を並べ、保温のためのシートを掛けたのでした。
で、ちょくちょくシートの端から苗の様子は伺っていたのですが……
今日初めて、その三重だった被覆シートを全部(3枚とも)剥ぐってみたのですが…… な、なんと!一部がチリチリに枯れそうになっておるではないですかっ!?
上の写真、苗箱の土がすっかり乾いて白くなり、苗の葉っぱがキュ~~ッと丸く巻いてしまっているのが分かりますでしょうか?今日もくもりの予報に反してのスカッ晴れ。危うく、気がつかなければこのまま黄色く焼けて苗が死んでしまうところでした……↓↓
慌てて苗代に水をダブダブ入れるとともに、水道の水をホースで引っ張ってきて直接上からも散水をしてあげました。
苗の反応も正直なもので、水を入れてあげると、巻いていた葉も1時間もせずに元通りに。原因を考察すると、1)そもそも苗代をつくるときに若干の高低差があった 2)スジ蒔き(播種時)の水掛けが途切れる一瞬があった? 3)気温が上がったここ数日も被覆を二重にしていて、高温になりすぎた などが考えられますが、いずれにせよ、土が乾いていたということは「水が不十分だった」ということ。ちょこっと一部だけ覗いて安心していたいままでの管理を反省して、以後気をつけたいと思います。
ちなみに、苗の葉色(葉の色の濃さ)にばらつきがあるのも、ちょっと気になるところ。これは別に水位とは関係なくランダムに存在しているので、水とは関係が無さそうですが……こちらも注視していきたいと思います!
再来週からはじまる田植えまで、気を抜かずに頑張るぞーっ(>_<;)
(うし)