極上のコメ ー うしだ屋米を食味鑑定に出してみた。

 未曽有に暑かった(そして雨も降らなかった)今年の新潟の夏。全国ニュースで、旱魃により稲が立ち枯れた様子や、収穫後も白濁米が混じる高温障害の被害がくり返し報道されたためか、どうも世間一般での新潟米の販売が例年よりも鈍いようです。

 私たちうしだ屋のお米も、新規の販路拡大を狙って、今年から“さとふる”や“ふるさとチョイス”、“楽天ふるさと納税”などのふるさと納税各社に出品をしているのですが、そちらも年末が近づいたわりには反応薄……

 県やJAなどは、見た目(白濁米があっても)と味は関係なく例年どおりの美味しさですよ!と頑張ってPRしてくれておりますが、どうにも説得力に欠けるというか。。本当かなぁ?って思ってしまうのは私たちコメ農家でもじつは同じだったり^^;

 と、いうわけで

じつは、今年初めて、精米機や食品関連機械の大手メーカー「サタケ」の穀物分析センターがやっている「米の食味分析検査」に出してみたんです。そうしたら、、返ってきた鑑定結果に驚きました。

鑑定依頼を出した3団地すべてで、食味値80点以上の高評価!

 鑑定を依頼したおコメ(生産団地)は、以下の3種。

  • 越前(こしまえ)・・・ 農薬不使用/アイガモ農法コシヒカリ
  • 女倉(おなぐら)・・・ うしだ屋の低農薬栽培でもっとも面積が大きい団地
  • 山居(さんきょ/大島ふるさと農園)・・・2022年から受託管理をしている上越市の棚田オーナー制田んぼ/低農薬栽培

 私たちが耕作している田んぼはまだ他にもあるのですが、今後も主力の圃場となるであろう上記3箇所のものを玄米で送付。これに加えて、もっとも生産量の多い女倉については白米も同封し、実際に炊飯をした上での炊きあがり品質診断もお願いしました。

 ふだんの棚田ガイドで「一般論として、棚田米は美味しい」とお話しながらも、所詮はまだまだコメづくり7年生……。じっさいに我が家のコメがどのような結果で返ってくるのか、本当にドキドキの1週間でしたが、返ってきた結果がこれでした!

 いずれの団地のコメも、玄米鑑定の食味値で80点以上(全体平均74.5点)で「良(GOLD)」または「極上(PLATINUM)」判定となり、実際の炊飯鑑定でも

(クリックでPDFが開きます)

なんと、、、炊きあがりの外観評価・食味鑑定評価とも「極上」判定の結果が!

 これには、自分もしほも大変驚き、桃の木、山椒の木(死語?)

 コメ農家となりあまり他所様のお米を食べる機会がなくなった今でも、たしかに毎日我が家の米を炊きながら「やっぱり美味しいなぁ」と思いながら食べてはおりました。でも、こうしてきちんと客観的な評価をいただけると、やはり嬉しいし、大きな自信につながりますよね。

 とはいえ、水分量がやや多めだったりと、夏の異常気象だけのせいにはできない“腕の未熟さ”ももちろんありましたので、これは来年度以降の課題として、またより高品質で美味しいコメ作りに励む参考にしていきたいと思います。

 上記「女倉」の低農薬栽培米はまだまだ在庫もあり、各社ふるさと納税サイトにも出品中です!(※出品者名は、集落の若手農家3名で立ち上げた「合同会社 旭商店」の名前になっております)

 まだまだ年末の節税対策にも間に合いますので、所得税対策にふるさと納税をご検討の方は、是非ご利用をご検討くださいませ(>_<)/

(うし)

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コメント

  1. 大坪幸信 より:

    評価おめでとうございます🎉
    素晴らしい
    前向きに向き合って仕事をしている証
    今後益々のご活躍を期待しています。

  2. 内山 勝彦 より:

    凄いですね!。
    流石ですね!!。

  3. 紙谷智彦 より:

    受賞、おめでとうございます。アイガモ米も減農薬米もどちらも粘りのある美味しいお米だと妻と話しながら頂いていました。さすがです。